「新しいライブラリを使いたいけど、日本語の解説記事が出るまで待とう」 「エラーが出たけど、Stack Overflowの英語回答は飛ばして、日本語のQiita記事だけ探す」
もしあなたがこの状態なら、エンジニアとしての成長速度は「周回遅れ」になっています。 なぜなら、最新技術の一次情報(Official Documentation)はすべて英語だからです。
DeepLやChatGPTなどの翻訳ツールは優秀ですが、それらに頼りきりだと、「変数名」や「コード内のコメント」といった翻訳できない文脈を読み解く力がつきません。
この記事では、英語が苦手なエンジニアでも、「GitHubのREADME(説明書)」や「Issue(議論)」を自力で読み解くための3つのステップを解説します。
中学英語レベルでも、技術英語は読めます。
Step 1: 技術英語は「動詞」だけで8割決まる

技術ドキュメントは文学作品ではないため、使われる単語は非常に限定的です。
特に重要なのは「動詞」です。主語(User, API, Server)はどうせ変わらないので、動詞さえ押さえれば「誰が何をどうするのか」が分かります。
以下のリストは、GitHubで頻出する「必須動詞リスト」です。これだけは暗記してください。
📌 GitHub頻出単語リスト(これだけでOK)
| 単語 | エンジニア的意味 | 例文 |
|---|---|---|
| deploy | 配置する、展開する | Deploy the app to AWS. (アプリをAWSにデプロイしろ) |
| fetch | 取得する(取ってくる) | Fetch data from the API. (APIからデータを取得する) |
| commit | 確定させる | Commit your changes. (変更をコミットしろ) |
| merge | 統合する | Merge branch A into main. (Aをmainにマージしろ) |
| invoke | 呼び出す、実行する | Invoke the function. (その関数を実行しろ) |
| deprecated | 非推奨の(もう使うな) | This method is deprecated. (このメソッドは非推奨です) |
| arbitrary | 任意の(なんでもいい) | Execute arbitrary code. (任意のコードを実行する) |
この7つを知っているだけでも、ドキュメントの景色が変わります。
Step 2: 「コード」を主役に読む

英語の文章を最初から最後まで真面目に読む必要はありません。 エンジニアにとっての共通言語は「コード」です。
- まず、コードブロック(
```で囲まれた部分)を見る。 - そのコードが何をしているのか推測する。
- その「前後1行」にある英文だけを読む。
例えば、以下のような記述があったとします。
To install the dependencies, run the following command:
bashnpm install
この場合、読むべきは npm install というコマンドだけです。「ああ、依存関係を入れるんだな」と分かれば、上の英文(To install…)は読み飛ばしても問題ありません。
英語を読むのではなく、「コードの意図を補完するために英語をチラ見する」というスタンスに変えましょう。
Step 3: エラー解決は「Best Answer」のコードだけ見る

Stack OverflowなどのQ&Aサイトに辿り着いた時、質問文や長い回答を読む必要はありません。
- 緑色のチェックマーク(Best Answer)がついている回答を探す。
- その中のコードブロックを見る。
- 自分のコードと何が違うか(差分)を見つける。
これだけです。 「なぜ動くのか?」という理屈(英語の説明)は、動いてからDeepLに突っ込めばいいのです。
まずは「動くコード」を見つける能力、これこそがエンジニアに必要な「リーディング力」です。
まとめ:基礎筋力は「スタサプ」でつける
とはいえ、「そもそも To install... の To が何なのか分からない(不定詞?)」というレベルだと、チラ見すらできません。 最低限の中学文法(SVO構造、不定詞、接続詞)は、無意識に処理できるレベルにしておく必要があります。
1. 文法のバグを修正するなら「スタディサプリ」

いきなり英会話スクールに行く必要はありません。まずはアプリで基礎を固めましょう。
- 何ができる?:
1回3分の動画講義とドリル形式の学習アプリ。 - 特徴
講師と話す必要がないため、対人ストレスゼロで黙々と文法復習ができます。 - エンジニアへのメリット
「完了形」や「関係代名詞」などの重要概念を、論理的に解説してくれます。
2. 技術的な議論をするなら「Bizmates」

ある程度読めるようになり、「次は話せるようになりたい」と思ったら、ビジネス特化のオンライン英会話を検討してください。
- 何ができる?
毎日25分、外国人講師とマンツーマンで会話レッスン。 - 特徴
講師全員がビジネス経験者。「トレーナー」として厳しく指導してくれます。 - エンジニアへのメリット
「This library is deprecated.(このライブラリは非推奨です)」といった、現場で使う技術英語を実践練習できます。

