小学生の英検、何級を目指す?受験の目安と効果的な勉強法

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2020年度から小学校での英語教育が必修化され、子どもの英語力がますます注目されています。そんな中、「英検」を受ける小学生が急増中

「うちの子、何級から受ければいいの?」「受験する意味ってあるの?」
と悩む保護者も多いはず。

この記事では、小学生にとっての英検のメリットや、級ごとの目安、効果的な勉強法までまるっとお答えします。まずは、英検がどんな試験か、級ごとの概要を以下の表でチェック!

英検の級ごとの概要がこちら

レベル目安主な内容試験形式
5級中1程度日常会話の基礎、簡単な文法筆記+リスニング
4級中2程度身近な話題、リスニング強化筆記+リスニング
3級中3程度実用的な会話、初の面接筆記+リスニング+面接
準2級高1程度社会的な話題、応用単語筆記+リスニング+面接

これを参考に、子どもの英語レベルに合ったスタート地点を見極めましょう!

小学生が英検を受けるメリットは多い!今チャレンジする価値とは?

「小学生が英検って早すぎるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実は今、英検に挑戦する小学生がどんどん増えています。

2023年度 英検合格者の年齢分布(一部抜粋)

年齢層合格者割合特徴的な傾向
10歳以下約5%5級合格者が急増中
小5・6(11~12歳)約8%3級合格者が特に多い
小学生全体約15%過去5年で増加傾向

小学生での受験には、英語力アップだけでなく、学校や将来にもつながるメリットがたくさんあるというのも理由の一つかもしれません。

・中学の英語を先取りできる
・英語のモチベーションアップにつながる
・受験で有利になるケースもある

では一つずつ、具体的に見ていきましょう。

中学の英語を先取りできる

英検5級は中学1年生レベル、3級は中学3年生レベルとされています。小学生のうちに英検に取り組むことで、中学で習う内容を先に経験できるという大きなメリットがあります。

たとえば5級に合格すれば、中学入学時に「英語は得意!」と自信を持って授業に臨めます。中学の英語がスムーズにスタートできるだけでなく、英語を「楽しい」と感じながら進めることができます。

この「できる感覚」を早い段階で持つことが、英語を得意教科にする第一歩になるんです。

英語のモチベーションアップにつながる

「合格した!」という成功体験は、子どものやる気をぐっと引き出してくれます。「次はもっと上の級にチャレンジしたい」「もっと英語を話せるようになりたい」と、自ら進んで学ぶ姿勢につながります。

実際、日本英語検定協会のデータによると、2023年度の小学生の英検受験者は過去5年で約30%も増加しています。特に3級以上の受験が増えているのですが、その背景には、「話す力(面接)」も含めた実践的な力を育てたいという保護者の関心があるのかもしれません。

英検を通して「やればできる」という自信がつくことが、英語学習の継続力にもなります。

受験で有利になるケースもある

英検は中学・高校・大学の入試でも役立つケースがあります。たとえば、東京都の一部の公立高校入試では、英検3級以上を取得していると内申点に加点されることがあります。

また、大学のAO入試や推薦入試では、英検準2級や2級以上を持っていることが評価対象になることも。たとえば早稲田大学などでは、出願時の書類に英検の証明書を添えることで、英語力の裏付けとして認められるケースがあります。

小学生のうちから英検にチャレンジしておけば、後々の受験時に「あの時、受けておいて良かった」と思える日がきっと来るはずです。

小学生なら英検は何級からが目安?

どの級から始めればいいの?」と迷う保護者の方は多いですよね。

英検は級ごとに明確なレベルの目安があるので、お子さんの学年や英語経験に合わせて選びやすいんです。以下に、代表的な級の内容とおすすめの学年、目安となる学習時間・期間をまとめました。

レベル(学校)内容の特徴学習時間の目安(期間)小学生へのおすすめ目安
英検5級中1レベル「I like dogs」など日常英会話の基礎約20~30時間(週2回・2~3カ月)英語を始めたばかりの子、小4以下におすすめ
英検4級中2レベル「過去形」や「身近な話題」が中心約40~50時間(週2~3回・3~4カ月)小5~6で英語に慣れてきた子向け
英検3級中3レベル実用的な会話+初の面接あり約60~80時間(週3回・3~6カ月)小5~6でしっかり対策すれば合格可能
準2級高1レベル社会的な話題や応用表現が登場100時間以上(週3~4回・半年以上)英語が得意な高学年なら挑戦も視野に入る

週2回~の学習でも、英検合格を目指すことは可能!あまり構えすぎない方がいいかも。

英検と学校英語の違いは?重なる部分はあるの?

英検学校英語、どう違うの?重なる部分は?その疑問に答えます。

実は、英検は学校英語とまったく別物ではなく、学んだ内容を“活かせる場”でもあるんです。

違い:英検は「聞く・話す」も重視

学校英語は「読む・書く」が中心で、ペーパーテストがメイン。一方、英検では「聞く(リスニング)」が5級から、「話す(面接)」は3級から出題され、4技能をバランスよく測定します。これは中学や高校で学ぶ前に“実践的な英語力”を育てる良い機会になります。

重なる部分:基礎文法は共通

例えば、5級は中1教科書のUnit1〜5程度の内容が中心。be動詞、一般動詞、簡単な疑問文など、すでに授業や宿題で触れている内容と重なります。

3級になると過去形や助動詞、現在完了なども出てきますが、これも中学の学習範囲。つまり、学校での学習を英検で“見える化”できることが、子どもにとって大きな自信になるわけです。

小学生のうちから英検に慣れておくと、中学英語にも余裕が生まれますよ。


小学生におすすめの英検対策法

英検に合格するには、ただ教室に通うだけでなく「家庭での工夫」も大切です。無理なく、楽しく、効果的に学ぶ方法を紹介します。

過去問・公式問題集で形式に慣れる

英検では出題形式に慣れることがとても重要です。試験の2カ月前から、週に1回くらいのペースで過去問や英検公式問題集を解いてみましょう。

「どんな問題が出るのか」を事前に体験しておくことで、当日も安心して取り組めます。親子でクイズ感覚で取り組むのもおすすめ!

英語アプリで語彙・リスニング強化

英検に合格するには「語彙力」と「聞き取る力」が不可欠。1日15分程度、ゲーム感覚で英単語やリスニングを練習できるアプリを活用してみましょう。たとえば「英検スタディギア」や「mikan kids」などは、英検対策に特化しており、小学生にも使いやすい設計です。

面接対策はオンライン英会話が効果的

3級から登場するスピーキング面接は、普段の英語学習ではカバーしにくいポイント。そこで、オンライン英会話を活用すると効果的です。ネイティブやバイリンガル講師と会話することで、「本番で緊張して話せない…」を防ぐ練習になります。親御さんが一緒に単語カードを作ったり、ロールプレイをしたりするサポートも大きな力になりますよ。

英検対策ができるおすすめの英会話教室

具体的なツールを厳選しました。お子さんの英語レベルや性格に合わせて選んでみてください。いずれも無料体験があるので、気軽に試せます。

サービス名対象レベル特徴おすすめポイント備考
QQキッズ英検5級〜3級、4歳からOK子ども専門のプロ講師が、テンポよく優しくレッスン。TESOL資格保持の先生が多く、英検対策に強い。発音やリスニングを強化したい初心者に最適。録画機能付きで復習もしやすい。無料体験あり
進研ゼミ Challenge English英検5級〜準2級学校の英語と連動した個別学習カリキュラム。AI発音チェックと外国人講師のレッスンも。自宅でマイペースに学べて、他の習い事との両立もしやすい。親のフォローも最小限でOK。無料体験あり
Novakid英検5級〜3級相当ゲーム感覚で進められるレッスン。英検準拠のカリキュラムでリスニング力アップ。英語が苦手な子でも楽しみながら学べる。1回のレッスンが短めで集中しやすい。無料体験あり

英検対策はオンライン英会話だけでなく、家庭学習用のアプリと併用するのがおすすめです。
例えば「英検リスニングマスター(アプリ名)」などは、リスニングや語彙力の強化に効果的。

まとめ:子どもの英語レベルに合った級からチャレンジ

小学生のうちに英検へチャレンジすることには、多くのメリットがあります。中学英語の先取りや、学習へのモチベーションアップ、そして将来の受験での加点制度など、英語を得意科目にできるチャンスが広がります。

大切なのは「今の英語力に合った級」から無理なく始めること。英検5級からスタートし、子どもに合ったペースで4級、3級と段階を踏むことで、自然と成功体験が積み重なり、自信にもつながります。

また、学校英語と重なる部分を活かしながら、英検ならではの「聞く・話す」力も伸ばせるのが強み。過去問やアプリ、オンライン英会話など、親子で楽しく取り組める工夫をしながら進めていきましょう。

まずは、お子さんが「できた!」を感じられる級を選んで、無料体験レッスンやアプリなどで気軽に始めてみてください。英語を武器にできる未来へ向けて、今がその一歩目です!

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